精神を超えたい

何かにつけて
どうせ
※ただしイケメンに限る
なんやろとか思って逃げてた。

男子校だからコミュニケーションとれないって逃げてた。

自己PR不足だって逃げてた。

もっと評価されるべきと思っていた時期があった。

中古のフェラーリよりは新品のクラウンがいいと思っていた。

純潔はプラスポイントだと思っていた。

人に嫌われることはないと思っていた。

ぞんざいに扱われることに反発を感じていた。

頑張った自分へのご褒美がもらえると思っていた。

ハイブランド同様に学歴は身に付ける人次第と分かっていなかった。

誰でも友達になれると思っていた。

気付けば昔から自分から友達を作ったことはなかった。

声をかけられるのを待っていた。

一週間に一回くらいは自分も捨てたもんじゃないと思っていた。

選択権があると思っていた。

選択されないことが悲しかった。




自分は誰かを幸せに出来るのだろうか。

自分が死んで誰かずっと悲しんでくれるのだろうか。

自分に一つでも魅力があったなら。

大切にしてくれる人がいたなら。

明日がもっと楽しかったのだろうか。

ぼくが収集してる情報は自分以外に役立てるだろうか。

自分の器の小ささに泣きそうになるけれど、

どうしようもないじゃんか。

「自分が幸せでないと人に幸せにできない」種類の人間なんだ。

もし一般人よりテストができたとしてもそれが何だって言うんだろう。

人を幸せにできるのか。自分を幸せにできるのか。

自分の幸せのハードルが高いのか。





神様今年は約束を守れませんでした。